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Over the Rainbow ( 虹の彼方に ) 歌詞


Ella Fitzgerald ( エラ・フィッツジェラルド ) による "Over The Rainbow."

作曲は Harold Arlen (ハロルド・アーレン)
作詞は Yip Harburg (イップ・ハーバーグ)
1939年のミュージカル映画 "The Wizard of Oz" (オズの魔法使) の劇中で Judy Garland (ジュディ・ガーランド) が歌った.

この映画は1939年のアカデミー賞において作品賞を含む5部門にノミネートされ,作曲賞 (Herbert Stothart),歌曲賞 ("Over the Rainbow"),特別賞(Judy Garland)を受賞している.

映画の主題歌である "Over the Rainbow" は,
アカデミー賞 歌曲賞の他,

2001年,全米レコード協会等の主催で投票により選定された「20世紀の名曲」(Songs of the Century)において第1位

2004年,アメリカン・フィルム・インスティチュート (AFI) による「アメリカ映画主題歌ベスト100」においても第1位

を獲得している.


作曲の経緯


映画において歌曲の作曲を担当していたハロルド・アーレンは,すでに何曲か作り終えていたものの,
これら劇中の曲どうしのバランスをとるため,バラードが必要だと考えていた.
彼に残された時間は少なく,思い悩んでいた.

そんな中,妻と街に観劇に出かける途中で,メロディと「Somewhere over the Rainbow」というフレーズを着想した.

アーレンは作詞を担当するイップ・ハーバーグに思いついた曲を聴かせたが、ハーバーグは「12歳の田舎娘が歌うような曲ではない」と言い,気に入らない様子であった.

そこでアーレンは、著名な作詞家であり,ハーバーグの友人でもあるアイラ・ガーシュウィンに曲を聴いてもらった.

ガーシュウィンはこの曲を気に入り,テンポを少し早めること,そしてハーモニーをもう少し単純にするよう提案した.
ガーシュウィンの後押しにより,ハーバーグも曲のタイトルと詩を書き,曲が出来上がった.


映画でこの曲を使うにあたり,制作会社の重役らは「ただでさえ長い映画のペースをさらに遅くする」として,この曲の採用を三度も却下した.
最終的には,映画のアシスタント・プロデューサーであるアーサー・フリードが制作会社のトップであるルイス・B・メイヤーとのコネを利用して,この曲の採用を確かなものにした.


ちなみに,映画研究家たちによれば,作中のドロシーの姿は,不況にあえぐアメリカが,ルーズベルトによるニューディール政策に希望を見出す姿を現しているのだという.
実際,この映画の製作において大きく貢献したハーバーグは,ワシントン・ポスト紙のインタビューに対して「エメラルド・シティはニューディールである」と答えている.

(参考: JazzStandards.com

Over the Rainbow
歌詞と訳



VERSE


When all the world is a hopeless jumble

世界が絶望的なほど滅茶苦茶になっていて

And the raindrops tumble all around

雨粒がそこらじゅうに降り注いでいるようなときには,

Heaven opens a magic lane

天国が魔法の道を架けてくれるの

When all the cloud darken up the skyway

たくさんの雲が空を覆い尽くして暗くしてしまっているとき

There's a rainbow highway to be found

虹の道が見つかるでしょう.

Leading from your windowpane to a place behind the sun
Just a step beyond the rain

あなたの部屋の窓から,雨を越えて,
太陽の向こう側までつながっている道が.


CHORUS


Somewhere over the rainbow way up high

空高く,虹の彼方に

There's a land that I heard of once in a lullaby

昔,子守唄の中で聴いたことのある場所があるの

And somewhere over rainbow skies are blue

虹の彼方では,空は青々としていて

And the dreams that you dare to dream really do come true

叶いっこない夢だって叶ってしまうの

Some day I'll wish upon a star

いつか,お星様にお願いごとをして

And wake up where the clouds are far behind me

それから目が覚めると,私は雲の遙か上にいて

And troubles melt like lemon drops (*1)

そこでは悩み事なんてレモンドロップのように溶けてしまうの.

Away above the chimney tops that's where you'll find me

私がいるのは,煙突のてっぺんよりもっと高いところなのよ.


Somewhere over the rainbow bluebirds fly (*2)

虹の彼方では,青い鳥が飛んでいるの

If birds can fly over the rainbow

鳥たちが虹の向こうまで飛んでいけるのなら

Why, then why can't I?

私だってきっと飛んでいけるわ.


Someday I'll wake and rub my eyes

いつか,私が目を覚まして,目をこすると,

And in that land beyond the skies you'll find me

空の向こう側に,私はいるの.

I'll be a laughing daffodil (*3)

私は スイセンのように明るく笑って

And leave the silly cares that fill my mind behind me

私の心をふさいでいる,
ばかばかしい心配ごとにさよならをするの.


Somewhere over the rainbow bluebirds fly

虹の彼方では,青い鳥が飛んでいるの

If birds can fly over the rainbow

鳥たちが虹の向こうまで飛んでいけるのなら

Why, then why can't I?

私だってきっと飛んでいけるわ.

If happy little bluebirds fly beyond the rainbow

幸せな青い小鳥たちが虹の向こうまで飛んでいけるのなら

Why, oh, why can't I?

私だってきっと飛んでいけるわ.


(*1) lemon drops : レモンドロップ.昔からあるお菓子.小さいレモンのような見た目をしたキャンディ.

(*2) blue bird : チルチルとミチルの青い鳥.幸福の象徴.

(*3) daffordil : ラッパスイセン



Nicole Henry ( ニコール・ヘンリー ) による "Over the Rainbow." 2006年の南郷サマージャズフェスティバル ( 青森県八戸市 )での素晴らしいパフォーマンス.しっとりと歌うのもいいですが,このぐらいカラッと晴れた陽気な空もいいですね.
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Cherokee ( チェロキー ) 歌詞


Karrin Allyson による "Cherokee." 0:55~が本番.

作詞・作曲ともに Ray Noble.発表は1938年.
Ray Noble はイギリス人の作・編曲家,バンドリーダーであり,コメディアンとしても活動していた.
Noble はイギリス生まれのイギリス人だが,1934年に活動の拠点をニューヨークに移している.

"Cherokee" は Noble がインディアン組曲 (Indian Suite) として書いた5楽章のうちの1楽章である.
チェロキー」とは,インディアンのチェロキー族のことである.

1939年,Charlie Barnet 楽団によって演奏された"Cherokee"がヒットし,ポップチャートの15位にランクインした.
その後,Charlie Parker に取り上げられたことで,ジャズ・スタンダードの仲間入りを果たした.

セッションでもよく取り上げられる曲であり,大抵,インストで非常に速いテンポで演奏される.

(参考: JazzStandards.com

Cherokee 歌詞と訳


Sweet Indian maiden,

愛らしいインディアンの乙女よ

Since I first met you, I can't forget you,

初めて会ったときから,君のことが忘れられないよ.

Cherokee, sweetheart.

チェロキー,愛しき人よ.


Child of the Prairie, (*1)

プレーリーの子よ,

Your love keeps calling,

君の愛が呼び続けて,

My heart enthralling, Cherokee.

僕の心は君に夢中さ,チェロキー.


Dreams of summertime, of lovertime gone by,

いまではもう過ぎ去ってしまった,
愛を交わした夏の日々の夢が,

throng my memory so tenderly, and sigh.

僕の想い出から優しく溢れだしてきて,僕はため息をつく.


My sweet Indian maiden,

愛しきインディアンの乙女よ,

one day I'll hold you,

いつの日か君を抱きしめるよ,

in my arms fold you, Cherokee.

僕の腕のなかにしっかりと抱きしめるよ,チェロキー.


(*1) Prairie (プレーリー):ロッキー山脈の東側に広がる大平原



Dakota Staton による "Cherokee."
この演奏では "Sweet Indian maiden" の歌詞が "Brave Indian warrior" (勇敢なインディアンの戦士さん) に変わっている.
オリジナルの歌詞は男性目線なので,女性歌手の場合は "Brave Indian warrior"と歌うことがある .
実は男性歌手がこの曲を歌っているのを耳にしたことがない.

What's Going On ( ワッツ・ゴーイン・オン ) 歌詞



作詞・作曲は Al CleavelandRenaldo BensonMarvin Gaye の3人.
1971年にMarvin Gayeのシングル曲として発表された.

この曲ができたきっかけは,作者のひとりである Renaldo Bensonが後に"Bloody Thursday"と呼ばれる事件を目撃したことにあるといわれている.
この事件は,反戦活動家による抗議行動に対する,警官による暴行事件である.
Bensonはこの事件を目撃し,
「ここで一体何が起こっているのだろうか (What is happening here?)」,
そして
「なぜ彼らは子供たちを家族から引き離して遠い海の向こうへ送ってしまうのだろうか
(Why are they sending kids so far away from their families overseas?) 」,
「なぜ彼らは自分たちの子供たちに対して街中で暴行を加えているのだろうか
(Why are they attacking their own children in the streets?)」
との疑問をもった.

Benson はここで目撃したことを友人で作曲家の Al Cleavelandと話し合い,
Cleaveland は Bensonの感じたことを反映した曲を作った.
これが"What's Going On"の原型である.
Benson はこの曲を彼の所属するグループの曲にしようと考えたが,Protest Song としての色合いが強かったため,他のメンバーによって却下された.

1970年,Bensonはまだ名前のついていないこの曲を Marvin Gaye に贈った.
Gaye 自身も当時,米国に蔓延する社会悪に対して関心を寄せており,この曲に新たなメロディー,詩を付け加え,
"What's Going On"と名前を付けて発表した.

(参考: Wikipedia "What's Going On"

What's Going On 歌詞と訳


Mother, mother

母さん,母さん

There's too many of you crying

数え切れないほどのあなたたちが涙を流している.

Brother, brother, brother

兄弟たちよ

There's far too many of you dying

もっとたくさんの君たちが死んでいく.

You know we've got to find a way

何か方法をみつけないと,

To bring some lovin' here today

愛を,いま,ここにもたらす方法を.


Father, father

父さん,父さん

We don't need to escalate

これ以上 過激になる必要はないんだ.

You see, war is not the answer

分かるだろう,戦争は答えにならないんだ.

For only love can conquer hate

愛だけが 憎しみに打ち勝てるのさ.

You know we've got to find a way

何か方法をみつけないと,

To bring some lovin' here today

愛を,いま,ここにもたらす方法を.


Picket lines and picket signs

デモの行列に,プラカード

Don't punish me with brutality

残酷な暴力で,僕にひどいことをしないで

Talk to me, so you can see

僕と話そうよ,そうすれば分かるさ

Oh, what's going on

今,何が起こっているのかってことが

What's going on

一体,何が起こっているのかってことが


Mother, mother,

母さん,母さん,

everybody thinks we're wrong

誰もが,悪いのは僕たちだと考えている

Oh, but who are they to judge us
Simply 'cause our hair is long

だけど彼らは,単に僕らの髪が長いからという理由で
僕らのことを判断するんだ

Oh, you know we've got to find a way

何か方法をみつけないと,

To bring some understanding here today

理解を,いま,ここにもたらす方法を.


Picket lines and picket signs

デモの行列に,プラカード

Don't punish me with brutality

残酷な暴力で,僕にひどいことをしないで

C'mon talk to me, so you can see

僕と話そうよ,そうすれば分かるさ

What's going on

今,何が起こっているのかってことが

Yeah, what's going on

一体,何が起こっているのかってことが




山下達郎による "What's Going On"のカバー.


FOUR OF A KIND による "What's Going On"のカバー.インストですが,素晴らしいので是非.リズム隊が特にイイ.
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